エインズレイのマシン成型とは、完全オートメーションの機械生産とは違い、専門職人がマシンを調整しながら制作していく技法のことです。
ホテルやレストランでキッチンとテーブルの間を何往復とする業務用を主目的とした食器の制作時に用いられる技法です。
前回のお話の手彫り鋳型成型での制作が全体の95%を占めますので、このマシン成型は僅か5%にしかなりません。
しかし、現代のエイズレイには無くてはならいない技法のひとつとなっています。
手彫り成型の商品は、サイズや形状にひとつひとつの違いがある事がオンリーワンの価値を生み出しております。
しかし、業務用の食器の場合、ご家庭とは比較にならない数量の収納や洗浄のため、より均一であり、尚且つ耐久性が求められます。
そこで、パーツ同士の接合箇所も少なくなるように工夫されています。