製造工程最終章では、アシッド技法と呼ばれる、エッチングの1種の特殊技法に関しお話させていただきます。
アシッド Acid
エインズレイのテーブルウェアを代表する作品の中にエリザベスという女王様のお名前のついたシリーズがあることにお気づきでしょうか?
1947年、エリザベス王妃とフィリップ王子とのご成婚時、英国陶磁器協会より正賓用食器一式が提案されました。
エリザベス王妃にご提案された15のデザインの中から、王妃はエインズレイのウインザーシリーズをお選びになられました。
後に、王妃に敬意を表してこのシリーズは「エリザベス」と改名されました。そのお写真がこちらです。
こちらのお品は、アシッド技法で縁どられ、金で磨きあげられており、中央上部には、アラビア文字で、「王室ナンバー」が彫り込まれておりました。
このアシッドとういう技法は、金の表面をを酸で腐食させて文様を彫り込む技法です。
本当に繊細なデザインが刻まれております。
Gergean Cobalt ジョージアンコバルト
アシッド・ゴールド技法の製品は、完成までに気の遠くなるほどの時間を要します。
今では、完全受注生産体制となっており、ご用命後お手元に届くまで、6カ月から12か月かかります。
mpress White&Platinum
エンブレス ホワイト&プラチナ
Concerto コンチェルト
Empress Cobalt エンプレス コバルト
今では、プラチナでも同様の技法を取り入れています。