第2回 「チェリーブロッサムの香りと味わい」

 日本列島を南から北に向かって春を告げる花。
蕾から二分咲き、五分咲き、 満開になり、散っていくまで、
これほどしっかり見届ける花があるでしょうか。
日本人と言えば桜と思われるほど、海外でも広く知られています。

 以前、白花(ハッカ)という薄いピンク色で桜の花にそっくりの花を
雲南省の西双版納で見たことがありました。
まるで山桜のように新緑の山々に ピンク色の固まりがあって、
思わず「サクラだ」と叫んだほどです。その後、
レストランでこの白花がメニューに出てきたのでもう一度びっくり。
甘酢で調理された本当に桜のような香りのお漬しでした。
日本でも桜を花も葉っぱも食べますね。

 雲南省は茶の発祥地と言われ、樹齢1700年以上の茶樹が見つかり、
茶樹王と呼ばれる古い茶の木があちこちに沢山あります。
そして、そこには雲南で作られる雲南紅茶があり、
さらに後から発酵菌を付けて仕上げたプアール黒茶も有名です。

 雲南から日本へは米や茶の文化が伝わってきました。ひょっとしたら
この白花が日本の桜になったのか。そんな夢が広がります。

エインズレイのチェリーブロッサム ティーカップ&ソーサー、この中に
透明なオレンジ色の紅茶を注ぐと、遠い茶の国が目に浮かび、
南から運ばれてきた今年の春の香りが漂ってきます。

今回の磯淵 猛さん おすすめアイテム

チェリーブロッサム ティーカップ&ソーサー オーバン

>>詳細はこちら

pagetop