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S*STYLE TEA 京都校講師 ティーライフスタイリスト  砂川愛子さん
第1回 「イギリス人のとっておきの朝ごはん」

イギリス好きの皆様なら「イングリッシュ・ブレックファスト」という言葉を
一度は耳にされたことがあるでしょう。
あまり良いイメージのないイギリスの料理のなかで、かの文豪サマセット・モームに
「イギリスで美味しいものを食べたければイングリッシュ・ブレックファストを3回食べよ」
と言わしめたほど美味しいイングリッシュ・ブレックファストとはどんな朝食なのでしょうか?

イングリッシュ・ブレックファストはフル・ブレックファストとも呼ばれるイギリスの伝統的な朝食です。
その内容は・・・
サンドイッチ用の薄さのパンをカリカリに焼いたトースト。
もちもちした食感のイギリスソーセージに厚めのベーコン、ソテーしたマッシュルーム。
トマトは生ではなくてフライパンでソテーするのがイギリス流、中はアツアツなので食べる時は気をつけて。
卵料理は目玉焼き・ポーチドエッグ・フライドエッグ・オムレツからお好きなものをお選びください。
ブラックプディングと呼ばれる豚の血が入ったソーセージは美味しくて病みつきになる人も。
そして大豆を甘めのケチャップ味に煮込んだベイクドビーンズ。
このうちのどれか、ではなく全部が大きなお皿にドカンと盛られて出てきて迫力もボリュームも満点です。
これをたっぷりのミルクティーと共に時間をかけて食べるのです。


そもそもイングリッシュ・ブレックファストは労働者階級の人達の活力源として、
一日の食事の中でも朝食をメインにしっかりと食事をとったことから始まったと言われています。
現在ではイギリスでも夕食がメインの食事に代わり、
毎朝イングリッシュ・ブレックファストを食べることはありません。
しかしお休みの日にはゆっくりと時間をかけてイングリッシュ・ブレックファストを楽しんでいます。

またブレックファストと名前はついていますが、
パブやカフェのなかには「ALL DAY BREAKFAST」の看板を掲げ
一日中イングリッシュ・ブレックファストを食べられるお店も沢山あり
イギリス人にとってなくてはならない人気のあるメニューなのだそうです。

でも日本人の私達にはこのボリュームはちょっと多すぎますね。
そこでこんな朝食はいかがでしょうか?

カリカリに焼いたイングリッシュマフィンにハムと目玉焼きをのせただけの簡単オープンサンド。
焼いたトマトやベーコンをプラスしてイングリッシュ・ブレックファスト風にしても。
時間のない朝は紅茶もティーバッグで淹れてしまいましょう。
マグカップに蓋をしてしっかり蒸らせばティーポットで淹れたような美味しい紅茶が完成。
目がぱっちりと覚めるくらい濃く淹れてミルクをたっぷり注いでくださいね。

使うのはエリザベスローズのティープレートとマグカップ。
簡単なお料理が器のパワーで優雅な一皿に大変身。
一枚で使用しても素敵なエリザベスローズのティープレートですが、
マグカップとお揃いで使うことで食卓がパッと明るく華やかになります。
食卓にお気に入りの食器があるだけで普段の食事が一段と楽しくなりますね。


楽しい朝食の後は素敵な一日の始まりです。

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