この度新たに登場する、イギリスの家ティーポットの新シリーズ
「湖水地方」と「コッツウォルズ」
その地方独特の、個性的かつ伝統的な民家の特徴を再現し
まるで絵本の中から飛び出したような、愛らしいティーポットが完成しました。
ぜひ英国の街を訪れたような気持ちでティータイムをお楽しみください。
ロンドンの住宅街では、テラスハウスと呼ばれる集合住宅が多く見られます。
ベイウィンドウと呼ばれる出窓と、4枚パネルの扉が特徴的な
「ヴィクトリアン様式」の建物が特徴的であり、この4枚パネルの扉は十字架を表しています。
テラスハウスでは、扉の位置や窓の位置など、同じ作りの住宅が隣接するため、
自分の家が一目でわかるよう、扉や壁を自分だけのお気に入りの色で塗って楽しむのが特徴です。
カラフルな縞模様と曲がりくねった屋根が印象的な、傾いた家が立ち並ぶラベナムの街並み。
特にピンク色はこの地方独特なもので、「サフォーク・ピンク」と呼ばれています。
イギリス独自の木造建築、「ハーフティンバー」のなかでもラベナムにみる特徴は、とてもシンプルな作りです。
また壁をカラフルに塗って楽しんでいるという点もラベナムならではです。
コッツウォルズは、イングランド中央部に広がる特別自然景観地域に指定された丘陵地帯です。
詩人ウィリアム・モリスが『英国で最も美しい村』と賞賛したバイブリーなど、 観光地として人気の街が多数存在します。
「アーリントン・ロウ」と呼ばれる石灰岩を積み上げた 質素な長屋の家並みと
「ハニーストーン」と呼ばれる、はちみつ色の石造りが特徴的です。
14 世紀に羊小屋として建てられ、その後17 世紀に作業場と住居に転用され、
今は一般の住居として使用されています。
ピーターラビットの舞台として有名な、イギリスの北西部にある湖水地方。
湖水地方の家の外壁は、この地域で採取される黒っぽい石灰石を積み上げた素朴な構造が特徴的です。
さらに石灰石の上に白い漆喰を塗る家も多く見らます。
スレート(粘板岩)を水平に積み上げた「コルビーステップ」と呼ばれる切妻屋根や円筒状の煙突も独特です。
イギリスの家ティーポット マンチェスター
黒い木骨柱と白い漆喰壁が織り成す縞模様や幾何学模様の外壁が特徴的な、 ハーフティンバーと呼ばれるイギリス独自の木造建築。
柱・梁・筋違など骨組みとなる部分を木材で密に組み、その間を煉瓦・石・土などで 充填して壁としており、木の骨組みはそのまま外に現され装飾も兼ねています。
イギリスの家ティーポット コーンウォール
粘土、わら、小石、石灰石のチョーク(白亜)を混ぜ合わせ、何層にも塗り重ねていく
「コブ」という工法を用いられた土壁と茅葺屋根が特徴的な
ピクチュアレスク・コテージと呼ばれる建物。ピクチュアレスクとは、
イギリス風景式庭園における考え方の一つで、装飾性を加味して絵画のように
美しい庭園構成を表現することを意味する言葉です。
〜イギリスの家ティーポットの制作秘話も収録されているおすすめの書籍〜
英国の各地の家の外観の特徴、建築様式、建材の特徴、各種住宅スタイル。
間取り、家のリノベーションへの想いなど、英国の住宅についてわかりやすく解説する
初めての一般書。決定版!
英国各地の家の外観の特徴、時代毎の建築様式・人気建材、
リノベーションのルールなど、英国の一般住宅についての基礎知識を紹介します。
家に対する文学的解釈など、多方面から英国住宅の魅力を紐解いた一冊。
【著者】
Cha Tea 紅茶教室
英国より建材を輸入し、英国住宅を建築。
代表の自宅兼サロンで、紅茶を軸とした英国文化の発信を行っている。
山田 佳世子
英国の一般住宅に魅せられ、ホームステイをライフワークにしている建築家。
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